エクセルで売り上げをまとめてるけど、予測とかできないかな。
エクセルのソルバーを使うと売り上げの予測をしたり、方程式の微分値を求めたりすることができます。
エクセルのソルバーとは
ソルバーとはsolve(解決する)+er(〜する人・もの)というように計算を解いてくれる機能です。
数式の計算結果を目標値として設定して、その結果を得るために複数の制約条件を指定して任意のセルを変化させて最適値を求める機能です。具体的に言うと数式の計算結果を目標値(y)として制約条件の中で最適な(x)を求めるものです。
(例:y=x²+4の最小値はx=0の時でy=4など)
このように、ソルバーを使うと難しい方程式を解くこともできます。生産計画や売上目標を立てることもできますし、工学系の難しい方程式を解くこともできます。
エクセルのソルバーを使う方法
エクセルのソルバーを使っていきましょう。まずはソルバーを使う準備をします。
Windowsの場合
windowsの場合は、
- 左上の[ファイル]から[オプション]をクリックします。
- [アドイン]を選択します。
- ソルバーアドインをクリックして管理が[Excel アドイン]になっていること確認して、[設定]をクリックします。
- [ソルバーアドイン]をチェックしてOKをクリックします。
画像をタップして大きくできます。
Macの場合
Macの場合は、
- [ツール]から[エクセルアドイン]をクリックします。
- [Solver Add-In]にチェックをつけクリックします。
エクセルのソルバーを使いかた
ソルバーには以下の値を入力します。
- 目的セル(答えの数値が計算されたセル)
- 変数セル(その答えを出すための数値を入力するセル)
- 制約条件(変数セルの範囲を指定するセル 0以上とか、10より小さいとか)
これらの数字を入力します。
エクセルのソルバーを開いてみましょう。
ソルバーはこのような画面になっています。
まずは簡単な練習問題を解いてみましょう。
例題:
あなたは、リクルート活動のために会社のロゴ入りボールペンを購入することにしました。ボールペンはセットで付箋を2個つけることにしました。予算が1万円の時、何本ボールペンを買うことができますか?
ボールペン1本150円、付箋1個の15円です。
それでは解いてみましょう。
- まずは商品と単価、個数を入力するセルを作ります。
- 合計金額を計算する式を記入します。(これが目的変数)
- ソルバーを使って条件を設定します。(合計金額>1万円、個数は整数など)
答えはボールペン55本(+付箋110個合計金額9900円)となりました。
これを使って様々な問題を解いてみましょう。
エクセルのソルバーを使う方法のまとめ
エクセルのソルバーを使うと方程式を簡単に解くことができます。
また、日常生活に役立つ計算から工学分野の難しい計算まで多種多様な計算をこなすことができます。
エクセルのソルバーを使って作業を時短しましょう!