土木施工管理技士の合格率は毎年30%くらいで推移しています。もう少し詳しくみると以下の通り。
受験の級 | 第1次検定 | 第2次検定 |
---|---|---|
2級土木施工管理技士 | 60%~70%くらい(平均67%) | 35%~45%くらい(平均40%) |
1級土木施工管理技士 | 55%~60%くらい(平均57%) | 28%~45%くらい(平均35%) |
この記事では、土木施工管理技士の合格率を紹介しつつ、難易度の高い土木施工管理技士にどうすれば合格できるのかについて解説します。
目次
土木施工管理技士の合格率は3割と難易度が高い
1級土木施工管理技士と2級土木施工管理技士の合格率の推移を解説します。
グラフを見て分かる通り、合格率は過去5年間で同じくらいで推移しています。(1次試験を緑、2次試験を青で書いています。)
2級土木施工管理技士の合格率の推移
2級土木施工管理技士の合格率の推移はこんな感じ。
1級土木施工管理技士の合格率の推移
1級土木施工管理技士の合格率の推移はこんな感じ。
土木施工管理技士の第2次検定で合格率が低くなる理由
『2次試験で合格率が低くなる=難易度が高くなる』と考えられる理由は以下の3点です。
詳しく解説しますね。
実務経験の作文がある
『実際に経験した工事について、施工上の課題や品質管理・安全管理などについて文章を書いて答える』問題があります。これが経験記述。
しっかりとした書き方があるので、それに沿って書かないと合格できません。
第2次検定の配点は不明
第2次検定の配点は公表されていません。
何が解けていなくて不合格なのかの振り返りと対策ができないので、合格率が低くなると考えられます。
記述式の解答
ほとんどが記述式で回答します。
自分の中で答えがわかっていても、採点者に伝わる解答をかけないと○がもらえないでしょう。
この理由で合格率が低くなると考えられます。
土木施工管理技士の合格率は3割なので最適な勉強方法を知りましょう
土木施工管理技士に合格するための勉強方法は以下の3つです。
過去問の周回が最も効率的な勉強方法です。というより、これ以外に勉強方法はありません。実際の問題を解きながら、知識を蓄えていきましょう。
簡単に解説していきますね。
過去問の周回をする
土木施工管理技士の試験対策の王道は過去問を周回すること。これ以外に方法はありません。
決まった範囲の試験で、毎年行われてるので、似ている問題が出題されるのは当然ですね。参考書読んで知識を蓄えても解答できないと意味がないので、過去問を周回しましょう。
経験記述は必ず添削してもらう
合格率からもわかる通り、第2次検定の経験記述は合格できるかどうかをわける大切な問題。
『自分では完璧に書けたつもり』では採点されてないと思います。会社の上司や先輩など誰が見てもわかる文章を書くためには添削をしてもらいましょう。
詳しい経験記述の書き方は『土木施工管理技士の経験記述の書き方【書いた後にやるべきことたった1つのこと】』で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
毎日勉強する
根性論ではありません。一気にやるよりも毎日少しずつやる方が記憶の定着もいいことは科学的にも明らかです。
人間の記憶は繰り返し勉強することで定着します。
『エンビングハウスの忘却曲線』で検索してみてくださいね。
もっと詳しい勉強方法については、『【一夜漬けは不可能】2級土木施工管理技士の勉強方法の基本は過去問の周回』で解説しています。
まとめ:土木施工管理技士の合格率は3割
土木施工管理技士の合格率は3割。普通の対策では合格できませんね。特に第2次検定の合格率が低く難易度が高いです。理由は次の3つ
土木施工管理技士は少し難しい資格ですが、過去問を周回することで十分に合格することができます。
詳しい勉強方法については、『【一夜漬けは不可能】2級土木施工管理技士の勉強方法の基本は過去問の周回』で解説しています。