高専受験って、どうやって勉強したらいいの?
というより、何をやればいいの?
高専の受験勉強は、まず、過去問を解きましょう。
色々な参考書をたくさん買っても無駄になります。まずは、過去問を徹底的にやり込みましょう。
本記事を書いている僕は内申点の合計が34で明石高専に学力で合格しています。そんな僕が、高専受験の勉強方法を解説します。
今回は、高専の受験勉強の方法について解説します。
効率的な高専の受験勉強法を知ることで、合格への近道を進むことができます。
ぜひ、参考にしてみてください。
目次
高専入試の勉強方法は過去問を解くこと
まず、過去問を徹底的にやり込みましょう。
高専の受験勉強で過去問を解くメリット
過去問を解くことで、高専の入試問題の解き方を理解することができます。
高専の入試問題はちょっと特殊でクセがあります。その問題に慣れ、解き方のパターンを覚えることが大切です。
実際に出題された数学の問題
https://www.kosen-k.go.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/03_2024_sugaku_mondai.pdf
『何かを求める』ではなく、『最短になる長さは?』です。ちょっと難しいですね。
このように、高専の入試問題は、ちょっと変わった視点や解き方、発想力が必要です。
高専入試のコツは過去問から解き方を学ぶこと
高専の入試対策で大切なことは『過去問から解き方を学ぶ』ことです。
特殊な問題、変わった視点で解く問題。高専入試は強敵です。
なので、過去問で実際に出題されたクセつよ問題を解きながら、解き方を学びましょう。
それが最も効率的で経済的な勉強方法です。
高専の受験勉強は夏休みまでに始めよう
高専の受験勉強は夏休みまでに始めましょう。
なぜなら、夏休みを利用して過去問をやり込むことが重要だからです。
詳しくは、『高専の受験勉強はいつから始めるのが正解?3年生の夏休みからでOK』で解説しています。
高専入試の対策で塾は必要か?
必ずしも必要ではありません。ですが、今通っている塾があるならそのままでもOKです。
しかし、塾でやる勉強と高専受験対策は一緒ではありません。高専入試は普通の高校とは問題が異なり、特別対応が必要です。
塾を探しているなら、高専のための学習塾【ナレッジスター】もあるので、ぜひ、検討してみてください。
高専入試の勉強法:過去問の使い方
高専の過去問は、以下のように解きましょう。
- まずは最後まで問題を解いてみる
- わからなければ飛ばす
- 採点をする
- 間違えた問題に印をつける
- 間違えた問題を解説を見て、しっかりと解き直す
- 何回も過去問を解き直して、全問正解できるまで解く
ちなみに、過去問は赤本がおすすめです。50年以上の歴史があり、直近の出題傾向の分析もバッチリ。
僕はこの赤本で勉強して合格しました!
具体的に解説していきます。
手順①過去問を最後まで解いてみる
まずは、1年分の1科目を最後まで解いて採点までしましょう。ここで大切なのは、『わからなければ飛ばす』です。
なぜなら、無理に解こうとしても時間がもったいないからです。(2〜3分くらい悩んで分からなければ飛ばしてOK)
その時に重要なのが、その分からなかった問題に印をつけることです。
間違えた・分からないには必ず印をつける
これが高専受験の対策で最も重要なポイントです。
これをすることで、自分の苦手がしっかりと把握できます。
また、過去問を何周かする中で、自分ができるようになったと実感できるようになります。
なので、必ず、間違えた・分からなかったには印をつけましょう。
手順②間違えた問題は解説を見て、しっかりと解き直す
しっかりと時間をかけて、解説を読み込みましょう。
ここでのポイントは以下の3つ
ポイント①解き方の流れを理解する
解き方の手順を理解していきましょう。まずは、解説を最後まで読んでみることが大切です。
もし、スッと理解できたら実力で解けた問題。解説を読んでも分からなければ自分の苦手な問題と見分けることができるからです。
ここが、こうなって、こうなって、だからこうなる
こういった問題の解き方の流れを理解しつつ、自分の苦手な問題を見極めましょう。
ポイント②解き方のテクニックを理解する
解き方の流れが理解できれば、次はテクニックを覚えましょう。
赤本の解説を読みながら、どういう解き方をしているのかを理解しましょう。
ポイント③解説を見ながら、実際に解いてみる
解説を読むだけでは不十分。解きなおしましょう。
自分の手を動かして、解くことでより理解できます。
手順③全問正解できるように過去問を何周もする
同じ問題を解きながら、高専の入試問題に慣れていきましょう。
最後の目標は、制限時間内に全ての問題を完璧に解けるようになるです。
ここまでできれば、高専の入試問題に慣れてきた証拠。合格へ近づいています。
何度でも何回でも過去問を徹底的にやり込みましょう。
高専入試の対策で優先する科目は数学と英語
多くの高専で、数学と英語の配点は高く設定されています。
僕の母校、明石高専では数学と英語だけ100点満点に1.5倍されて150点満点になっています。
5 選抜方法
学力検査及び調査書を総合して行います。(配点は学力検査600点、調査書270点)
⑴ 検査科目
理科、英語、数学、国語、社会の5教科(解答方式はマークシート方式)
なお、学力検査の各教科の配点は次の通りです。令和7年度 明石工業高等専門学校 学生募集要項
科目 理科 英語 数学 国語 社会 合計 配点 100点 100点×1.5 100点×1.5 100点 100点 600点満点
優遇されている科目で点数を取ることが合格への近道
簡単な例で考えてみましょう。5教科で100点満点のテストでした。
数学 | 英語 | 理科 | 国語 | 社会 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
A君 | 80点 | 80点 | 80点 | 80点 | 80点 | 400点 |
B君 | 95点 | 95点 | 70点 | 65点 | 65点 | 385点 |
この場合、A君の合計400点(平均80点)、B君の合計385点(平均77点)です。
このままでは、A君の方が高い点数ですが、明石高専では数学と英語が1.5倍されます。そうなると以下の通り。
数学 | 英語 | 理科 | 国語 | 社会 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
A君 | 120点 | 120点 | 80点 | 80点 | 80点 | 480点 |
B君 | 142.5点 | 142.5点 | 70点 | 65点 | 65点 | 485点 |
この場合の合計は、A君の合計480点、B君の合計485点となって、B君の方が高い点数になります。
なので、受験する高専で優遇されている科目で点数を取ることが合格への近道になります。
優先する科目は高専ごとに少しずつ違う
優先的に勉強する科目は高専により、少しずつ違います。
なので、受験する高専の学生募集要項を確認して、配点の高い科目を優先的に勉強しましょう。
科目別:高専受験の勉強方法
科目別に高専受験の勉強方法を解説します。
数学の対策方法
数学は、以下のように対策しましょう。
とにかく、数をこなしましょう。
上記で紹介した赤本以外には、こういった問題集がおすすめです。
英語の対策方法
英語は、以下のように対策しましょう。
英語の過去問では、難しすぎる単語は日本語訳がついている場合があります。
こういった問題集で対策しましょう。
理科の対策方法
高専の入試の中で、地味に難しいのが理科です。
高専によっては優遇されている科目ですが、この科目で点数を取るのも合格へ向けた大事なポイント。
過去問で十分対策できるはず。ですが、こんな問題集もおすすめ。
社会の対策方法
過去問をしっかりと解いていけば対策できます。
優先すべき数学と英語、理科の次に頑張りましょう。
国語の対策方法
こちらも過去問をしっかりと解いていきましょう。
過去問をしっかりと解いていればそこそこの点数が取れるはずです。
高専入試の対策で大切なこと
高専の入試対策で大切なことが3つあります。
1つずつ解説します。
高専入試へのモチベを維持すること
高専の受験勉強を続けるためには、モチベの維持が大切です。
受験生がどうすればモチベを維持できるかは人それぞれ。
なんでもOKです。
高専受験は想像以上のストレス。ストレスとうまく向き合うために、ご褒美を用意しましょう。
休みを事前に決めておくこと
誰でも、『やり続ける』というのは難しい。高専受験勉強も一緒です。
1日に30分でも勉強から離れる時間があれば、集中力も回復するので結果として効率的に勉強できます。
なので、事前に『休み』の時間をとっておきましょう。
高専入試の模試を受けてみる
高専入試の模試を受けてみましょう。
こういったメリットがあるので、高専入試の模試を受けましょう。
先ほど紹介した『高専のための学習塾【ナレッジスター】』では、高専入試の模試も受けることができます。
まずは、無料の相談から初めてみましょう。
まとめ:高専の入試対策は過去問を解いて模試を受けよう
高専入試の対策は過去問を解きましょう。
なぜなら、高専入試の問題は少し特殊。実際に出題された問題から勉強するのが効率的だからです。
高専の過去問の使い方は以下の通り。
- まずは最後まで問題を解いてみる
- わからなければ飛ばす
- 採点をする
- 間違えた問題に印をつける
- 間違えた問題を解説を見て、しっかりと解き直す
- 何回も過去問を解き直して、全問正解できるまで解く
高専入試の対策として模試も受けよう
高専入試の本番と同じような環境で模試を受けてみましょう。
理由は以下の通り。
高専入試の模試は、『高専合格への最短ルート!高専専門塾の【ナレッジスター】』がおすすめです。
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