高専の受験勉強って何時間くらいやればいいの?
どうやって勉強して、何時間やれば合格できるのかが知りたい。
高専受験に必要な勉強時間は6ヶ月間です。具体的には、中学3年生の夏休みから始めるべきです。
本記事を書いている僕は内申点の合計が34で明石高専に学力で合格しています。
今回は、高専受験に必要な勉強時間と時間をかけるべき科目。また、僕が実際に行った高専受験の勉強方法とスケジュールを解説します。
目次
高専受験に必要な勉強時間は6ヶ月
高専受験に必要な勉強時間は6ヶ月。
具体的には、中学3年生の夏休みから高専受験の2月までの約半年間です。
この理由は以下の3点。
天才でもない限り、中学3年生の1学期までの内容が分からなければ、高専の受験勉強が『知らない単元を自己学習→過去問を解く』という流れになります。
これでは、非効率すぎるので、中学3年生の夏休みから始めましょう。
詳しくは『高専の受験勉強はいつから始めるのが正解?3年生の夏休みからでOK』で解説しています。
高専の受験勉強 ≒ 過去問を解くこと
高専の受験勉強とは、(ほぼ)過去問を解くことです。
なぜなら、高専の入試問題は少し特殊で、いわゆる普通高校の入試問題とは違うからです。
数学での実例
何かを求めるのではなく、最小になるものを求める問題です。
https://www.kosen-k.go.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/03_2024_sugaku_mondai.pdf
英語での実例
英語の長文問題ですが、グラフの形を求める問題
令和6年度 英語の問題(抜粋)
https://www.kosen-k.go.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/05_2024_eigo_mondai.pdf
このように、毎年のように少しクセのある問題が出題されます。
ですので、普通の参考書や問題集では勉強ができません。
過去問から勉強した方が効率的です。
詳しい勉強の方法は『高専入試の勉強方法は過去問を解くこと【高専の受験勉強法を解説】』で解説していますので、ぜひ、参考にしてください。
高専の受験勉強で時間をかけるべき科目
高専の受験勉強で時間をかけるべき科目は数学と英語です。
なぜなら、多くの高専で得点が優遇されているからです。
などなど、数学と英語、高専によっては理科も優遇されています。
優遇されている科目に時間をかけて受験勉強すべきです。
高専の受験勉強でやるべきこと
高専の受験勉強でやるべきことは以下の3つ。
この3つが高専の受験勉強でやるべきことです。
過去問を時間内に全問正解できるようにすること
過去問を完璧に解けるようになりましょう。
高専の受験勉強はここがスタートラインです。
過去問が時間内に全問正解できるようになれば、高専の入試問題の解き方が身についていると言えます。
数学の図形とグラフの問題をたくさん解くこと
高専の入試では、数学が難易度が高いです。
特に、図形とグラフの問題を対策しましょう。
この2つの問題で点数を取ることが数学で重要なポイントです。
英語の長文をたくさん読むこと
英語の長文問題が多く出題されます。
大事なことは、短時間でたくさん読んで文脈が理解できるようになること。
英語の長文問題がスムーズに解けるようになると英語の得点を稼ぐことができます。
高専の受験勉強は慣れるまで時間がかかる
先ほど見た通り、高専の入試問題、特に数学と英語は慣れが必要です。
なので、以下の3点を事前に知っておきましょう。
最初は『できない』が当たり前
高専の入試問題は、最初はできないが当たり前。
ですので、以下の流れで学習しましょう。
最初から解説を読むのではなく、2〜3分は自分で考えましょう。
それでも無理なら、問題に印をつけて解説を読みましょう。
解説を読みながら『答えに到達するために必要なこと』を考えてみましょう。
高専の過去問を何周もするうちに、解き方のコツが見えてくる
過去問を解説を読みながら進めていくと、『あっ』という感じで問題の解き方のコツがわかるようになります。
同じ問題を何度も解くことで、高専の入試問題に適応していきます。
なので、高専の受験勉強は過去問を諦めずにやり続けましょう。
高専受験の勉強時間を効率的に使うコツ
高専の受験勉強の時間を効率的に使うコツは以下の通り
高専の受験勉強を効率的に行うには、『悩む時間』を最小にすることが大切。
事前にやるべきことを決めて、手が止まっている時間を最小にすることで効率よく勉強できます。
2〜3分考えてムリなら、次に進む
高専の入試問題は、少し解き方が難しいです。なので、初見で全て解ける人は少ないと思います。
2〜3分くらい自分で考える時間は大切です。
しかし、それでもわからなければ問題に印をつけて、次に進みましょう。
解説は『理解できるまで』読みこむ
大切なことは、『解説をみて、解き方を学ぶ』ことです。解説は理解できるまで読み込みましょう。
解説を書き写すでは意味がありません。
解説を読みながら、実際に書いてみて、解き方の感覚を掴んでいきましょう。
1週間単位で目標を決める
今日は何しよっかな。
このように、今日やることから決めるなら、時間がもったいない。
上にも書きましたが、やるべきことは3つ。
これらをやり切るために、1週間単位で予定を決めましょう。
具体的なスケジュールの参考
こんな感じのざっくりスケジュールを1週間単位に落とし込むといいです。
- 3年生の夏休み:過去問を5年分解く&間違いなおしをする
- 3年生の2学期:過去問を解く→間違いなおしを繰り返す
- 3年生の冬休み:過去問が余裕なら数学と英語の問題集を追加でやる
- 高専入試直前:過去問の間違えた問題を中心に解き直す
例えば僕の場合、夏休みなら1週間で過去問1年分を終わらせるくらいのスケジュールをやっていました。
すると1日あたりは、1科目を1年分。
夏休みから始めると、結構余裕を持って勉強できると思います。
先にやらない時間を決めておく
1週間のうちに、やらない時間を決めるのもいいと思います。
ずっと勉強だとしんどいですからね。
集中力を回復させるためにも、休憩の時間を先取りしておきましょう。
勉強する場所に必要なものだけを置く
高専の受験勉強をするなら、スマホやゲーム、タブレット、不要なものを近くに置かないようにしましょう。
スマホを時計がわりにするのもやめましょう。みちゃうので。
腕時計を持っていないなら、こういったものがおすすめです。
まとめ:高専受験に必要な勉強時間は6ヶ月
高専の受験に必要な勉強時間に必要な時間は6ヶ月。
やるべきことは以下の通りです。
これを実行するためには、最低でも中3の夏休みに1週間で過去問1年分を進める。
最初は、できなくても解説を見ながら進めていきましょう。
まずは、高専の受験勉強は、夏休みの間に過去問を5年分をやり遂げる。
ここから頑張っていきましょう。
詳しい勉強の方法は『高専入試の勉強方法は過去問を解くこと【高専の受験勉強法を解説】』で解説していますので、ぜひ、参考にしてください。