土木の施工管理とは【どんな仕事なのかを専門用語なしで解説】

土木の施工管理とは【どんな仕事なのかを専門用語なしで解説】

2020年3月4日

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太郎くん
太郎くん

施工管理ってよく聞くけど一体何するの?

とたん
とたん

『良いものを、早く、安く』
これが施工管理です。

施工管理について、詳しく見ていきましょう。

施工管理とは

施工管理とは

施工管理とは、作りたい建物や道路、橋などを計画通りに作る手段や方法のことをいいます。

施工にとって大事なことは次の3つ。

  • 安全な作業ができること
  • 品質が良いこと
  • できるまでが早いこと

工事は山や川など自然を相手にすることが多いので、急に地面から水が出てきたり、掘ったところが崩れたりして、予測できないことがたくさんあります。

施工管理はさまざまな困難に立ち向かいながら、良いものを安全に早く作ることを考えるとても大切で難しい仕事です。

とたん。
とたん。

品質よく、早く、安全に作るためには綿密な計画が必要です。
その計画を立てる仕事も土木の大切な仕事です。

施工管理の目的

施工管理は、作りたい建物を計画に基づいて決まった期間で、良い出来栄えで、できるだけ安く怪我や事故なく工事できるように計画と管理をすることが目的です。

施工管理には4つの管理する項目があります。

  • 安全
  • 出来栄え(品質)
  • スケジュール(工程)
  • お金(コスト)

これらを効率的に管理することが施工管理です。

とたん。
とたん。

専門用語なしで解説しますね。

施工管理の目的①安全の管理

安全は1番大切な要素です。労働災害(仕事上の怪我や事故)は道徳的な問題だけでなく、工事の一時中断によって工程(スケジュール)の遅れ、工事現場で働く人々のやる気の低下、さらには予想外の出費が発生します。

とたん。
とたん。

労働災害が起こると企業のイメージも悪くなりますよね。

つまり、施工管理をする人は現場で働く人々が安心して健康に働ける環境を作ることが求められます。

施工管理の目的②品質(出来栄え)の管理

施工管理をする人は、計画通りの建物や道路などが求められている品質(出来栄え)が確保できるように管理しなければなりません。

とたん。
とたん。

いくら早くても適当に作ってはいけませんよね。
出来栄えはとっても大事です。

品質(出来栄え)をどのように試験したり、検査したりするのを決めるのも施工管理です。

その品質(出来栄え)を確保するために使う材料を考えたり、工事の方法を決めたりします。

もし、品質(出来栄え)が確保できなかったときに原因を追求し、対処しなければなりません。

これも施工管理の仕事です。

施工管理の目的③工程(スケジュール)の管理

実際に工事をしていると計画した通りにうまくいかないことがあります。

このうまくいかない原因と改善策をできる限り速やかに見出して、対策することで工事が計画通りに進行するようにすることが工程(スケジュール)の管理です。

この工程(スケジュール)の管理がうまくいかないと徹夜や残業での作業をしなければならず、お金が多くかかったり、急いでやるので出来栄えが悪くなったり怪我や事故が起きやすくなります。

工程(スケジュール)の管理は施工管理の中でも極めて重要です。

とたん。
とたん。

普段の生活でもスケジュール管理は大事ですね。

施工管理の目的④お金(コスト)の管理

工事をするからには利益をあげないといけません。

適切な工程(スケジュール)や求められる品質(出来栄え)を満たしながら、できるだけお金のかからない方法を考えることも大事な仕事です。

また、実際の工事の条件と計画した時の条件が違う場合、計画の変更やクレーム対策のために資料として収集するのも大切な仕事です。

つまり、工事の変更や中止、材料や単価の変動、自然災害などの不可抗力による損害などを説明する資料をまとめるのも大切な仕事です。

施工管理のまとめ

施工管理は、工程(スケジュール)、品質(出来栄え)、お金(コスト)、安全の管理をすることです。

この中でも一番大切なものは安全です。工事現場で働く人々が安心して働ける環境を作ることがとても大切です。

工事が安全に、出来栄えの良いものを、早く、安くできるかは施工管理する人にかかっていると言っても過言ではありません。

とたん。
とたん。

工事現場でよく見る『安全第一』は、安全が全てのものに影響することに由来しています。

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