【独学でも合格できる】2級土木施工管理技士の勉強方法

【独学でも合格できる】2級土木施工管理技士の勉強方法

2024年1月5日

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2級土木施工管理技士の勉強方法は、以下の3つ

  • 過去問を何回も解くこと
  • 経験記述を書いて添削してもらうこと
  • 毎日、勉強すること

2級土木施工管理技士の合格率は60%超と、一夜漬けでもいけそうな感じですが無理です。しっかりと対策しましょう。

とは言いつつも、過去問の周回が王道パターン

とたん
とたん

結局のところ、独学でも通信でも専門学校でも過去問の周回をします。

目次

2級土木施工管理技士の勉強方法は過去問を解くこと

2級土木施工管理技士の試験概要

2級土木施工管理技士に合格するには、過去問の周回をしましょう。理由は以下の3つ

  • 試験範囲が決まっているから
  • 過去問をアレンジした問題が出題されるから
  • 本番の試験問題に慣れておくため

詳しく解説します。

土木施工管理技士は試験範囲が決まっているから

土木施工管理技士は試験範囲と項目ごとの出題数が決まっています。

つまり、似たような問題になりがちということです。

必ず出題される問題とかもあるので、過去問から学ぶ方が効率的ですね。

(参考)第1次検定の出題項目と出題数
項目出題数解答数
土木一般(土工、コンクリート、基礎)11
専門土木(構造物、河川、道路、ダム、海岸、鉄道、水道)20
法規(労働基準法、労働安全衛生法、建設業法、など)11
共通工学(測量、契約、機械など)
施工管理(施工計画、安全、品質、環境、副産物など)1515
合計61問40問
(参考)第2次検定の出題項目と出題数
項目出題数解答数
土木一般(土工、コンクリート、基礎)11
専門土木(構造物、河川、道路、ダム、海岸、鉄道、水道)20
法規(労働基準法、労働安全衛生法、建設業法、など)11
共通工学(測量、契約、機械など)
施工管理(施工計画、安全、品質、環境、副産物など)1515
合計61問40問

土木施工管理技士は過去問をアレンジした問題が出題されるから

過去問をアレンジして出題されます。具体的には、問題文の最後だけ変えるパターン。

過去問から勉強しておけば、攻略可能です。

具体例:骨材の性質に関する問題

実際に出題されたコンクリート骨材に関する問題を2つ紹介します。

コンクリートで使用される骨材の性質に関する次の記 述のうち,適当でないものはど れか。
(1) すりへり減 量が大きい骨材を用いると,コンクリートのすりへり抵抗性が低下する。
(2) 骨材の粗粒率が大きいほど,粒度が細かい。
(3) 骨材の粒形は,扁平や細長よりも球形がよい。
(4) 骨材に有機不純 物が多く混入していると,コンクリートの凝結や強度等に悪影響を及ぼす。

令和5年度 2級土木施工管理技士 1次試験

この通り、問題文の最後だけ変えたパターンで出題されたりします。過去問から試験対策をしておけば必ず正解できます。

土木施工管理技士の試験本番に慣れておくため

試験本番に慣れておくために過去問を解きましょう。

知識があっても実際の問題となると解答できなければ意味がありません。

実際の問題に慣れておくためには、過去問から勉強しましょう。

2級土木施工管理技士は一夜漬けでは合格できない

2級土木施工管理技士は一夜漬けで合格できません。

  • 施工管理の知識だけで問題に正解することはできないから
  • 経験記述は事前に文章を考えないといけないから
  • 選択科目や捨てる問題などの戦略が立てられないから

詳しく解説します。

施工管理の知識だけで正解できないから

  • 施工管理の知識だけでは合格できない
  • 一般的な工学の知識も必要
  • 施工管理に関する法令の知識も必要

施工管理の知識があるだけでは2級土木施工管理技士に合格できません。

土質やコンクリート、専門的な分野の土木工学など幅広い知識がないと合格できません。

経験記述は一夜漬けでは対策できないから

土木施工管理技士の第2次検定には、経験記述問題があります。

  • 工事現場の詳細な数値
  • 施工上の課題、対策、効果を明確に書く
  • 安全、品質、工程などテーマごとに文章を用意しておく

経験記述をクリアするためには、これらの対策が必要です。特に自分の文章を第3者に添削してもらうことが重要です。

詳しくは『土木施工管理技士の経験記述の書き方【書いた後にやるべきことたった1つのこと】』で解説しています。

選択科目や捨てる問題などの戦略が立てられないから

  • どの選択科目を解くのか?
  • どの分野の問題は捨てるのか?
  • 経験記述はどう書くのか?

2級土木施工管理技士に合格するためには、試験に対する作戦が必要です。

戦略なしに試験に挑むのは無謀です。

なので一夜漬けでは2級土木施工管理技士に合格できません。

2級土木施工管理技士の勉強方法3選

2級土木施工管理技士の勉強とは過去問を周回することと解説しましたが、勉強方法は3つあります。

それぞれのメリットデメリットを示しつつ、解説します。

勉強方法メリットデメリット
独学・自分のペースで勉強できる
・費用が安く済む
・自分で計画を立てないといけない
・わからない問題も自力で解決しないといけない
専門学校・わからないことを先生に聞ける
・カリキュラムがある
・時間的な拘束を受ける
・費用が高い
通信教育・自分のタイミングで勉強できる
・チャットで質問できる
・独学よりも費用が高い
・自分で申し込みしないといけない

2級土木施工管理技士の勉強方法①独学

独学は1番費用が抑えられる方法です。

  • 自分のペースで勉強できる
  • 費用が安く済む(過去問を買うだけ)
  • でも、自力で解決しかない

独学で勉強する上で心配なのが、わからない部分も自力解決。ですが、自分で計画を立ててやる分には1番安く済む方法です。

2級土木施工管理技士の勉強方法②専門学校

専門学校は最も合格に近い方法です。

  • わからないところも先生に聞ける
  • 時間的な拘束を受ける
  • 費用が高い(40万〜くらい)

費用が高い分、わからない部分が先生に質問できたりします。もちろん、経験記述の書き方も教えてくれます。ですが、決まった時間に決まった場所にいないといけないのがネック。費用も高いです。

2級土木施工管理技士の勉強方法③通信教育

独学と専門学校の間くらいの立ち位置です。

  • 自分のタイミングで勉強できる
  • どこでもいつでも勉強できる、質問できる
  • 独学よりも費用がかかる(3万円弱くらい)

質問もできるし、経験記述の添削もしてくれるのでオススメの勉強方法です。

通信教育については『【最安】土木施工管理技士に通信教育を使うべき理由【効率よく勉強して合格しよう】』で解説しています。

個人的には、3万円で質問し放題+経験記述の文章を代わりに書いてくれる独学サポート事務局がオススメです。

2級土木施工管理技士の勉強に大切なこと

2級土木施工管理技士の勉強方法で大切なことは以下の通り。

  • 計画を立てて、進捗管理する
  • 過去問は暗記でなく理解する
  • 毎日やる

詳しく解説します。

計画を立てて、進捗管理する

計画を立てるだけではダメ。立てた計画に対してどうなのかまで管理しましょう。

とたん
とたん

予定だけ立てて放ったらかし・・・。はダメですね。

計画を立てる上で大切なのは数字。1日に何ページやらなければならないのかを考えてみましょう。

予定を立てるのが苦手なら、専門学校や通信教育を利用しましょう。

2級土木施工管理技士の合格に必要な勉強時間

人それぞれです。覚えるまでに時間のかかる人、そうでない人いるからですね。

必要な勉強時間というよりも、毎日何時間やるのか?を決めておくべきです。

体調不良や忙しさで勉強できない日もあるはずなので余裕を持った計画にしておきましょう。

過去問を暗記ではなく、理解する

過去問を解くだけではダメです。過去問を解く上で大切なことは次の3つ

  • 解答は必ず『なぜ』を考える
  • 間違えた・勘で答えた問題は印をつける
  • 間違いなおしは必ずやる

過去問は解くのではなく、問題を理解しつつ進めましょう。

解答には必ず『なぜ』を考える

2級土木施工管理技士の過去問を解く時には、『なぜ』を考えましょう。

4択問題なら選択肢全てに『なぜ(正しい・間違い)なのか』を考えましょう。記述問題にもどうしてその解答なのか?を考えましょう。

時間はかかりますが、これが過去問を解くときに大切なポイントです。

間違えた、勘で答えた問題は印をつける

間違えた問題も、勘で答えた問題も印は必ずつけましょう。

それが、自分の苦手問題だからです。

間違いなおしは必ずやる

間違いなおしが1番重要です。

なぜ、間違えたのか?何と間違えたのか?を必ず考えましょう。

過去問を解くだけでは、全く意味がありません。『なぜ』を考えて、間違えたらやり直す。これの繰り返しが試験対策です。

毎日やる

『継続は力なり』です。

根性論かよ。

一気にいっぱいやるよりも、毎日少しずつやる方がラクなはず。合格するために毎日勉強しましょう。

2級土木施工管理技士の第1次検定の勉強方法

2級土木施工管理技士の第1次検定の勉強方法をもう少し詳しく解説します。

  • 過去問は単元ごとに解いていく
  • 共通工学→施工管理法→土木一般→専門土木→法規の順番に勉強する
  • 4択問題の選択肢すべてに理由を書いて勉強する

過去問は単元ごとに解いていく

年度ごとに解いていくのではなく、単元ごとに解いていきましょう。

オススメの順番は【必須問題⇨選択問題】の順です。

共通工学→施工管理法→土木一般→専門土木→法規の順番に勉強する

オススメは共通工学→施工管理法→土木一般→専門土木→法規の順番です。

  • 点数が取りやすい
  • 勉強しやすい

この順番がオススメです。

4択問題の選択肢すべてに理由を書いて勉強する

過去問を解くときは、『選択肢すべてに理由を書く』ことを意識しましょう。

そうすると過去問1問あたり4回分の学習ができます。

詳しくは、『【合格への近道】2級土木施工管理技士 1次試験の完全ガイド』で解説しています。

2級土木施工管理技士の第2次検定の勉強方法

第2次検定も同じで過去問を中心に勉強しましょう。

  • 経験記述から対策を始める
  • 記述式での解答に慣れておく

経験記述から対策を始める

経験記述の書き方は以下の通り。

  • 事実だけ書く(嘘やごまかしはしない)
  • 数値をしっかり書く
  • 簡潔にわかりやすく書く

経験記述の書き方は『土木施工管理技士の経験記述の書き方【書いた後にやるべきことたった1つのこと】』で詳しく解説しています。

記述式での解答に慣れておく

第1次検定とは違い、記述式で解答します。これも過去問をしっかり周回しておけば解答できるはずです。

詳しくは『【2級土木施工管理技士】2次試験の受験資格・難易度・試験対策の完全ガイド』で解説しています。

2級土木施工管理技士のおすすめテキスト3選

オススメのテキストは『2級土木施工管理技士 過去問コンプリート 』か『プロが教える 2級土木施工管理 第一次検定』シリーズです。

2級土木施工管理技士の勉強は通信教育もおすすめ

勉強が1人で続けられるか不安。っていう方には通信教育もオススメです。

【最安】土木施工管理技士に通信教育を使うべき理由【効率よく勉強して合格しよう】』で詳しく解説しています。

まとめ:2級土木施工管理技士の勉強方法は過去問を解くこと

2級土木施工管理技士の勉強方法は、独学、専門学校、通信教育です。ですが、どれを選んでもやることは、過去問をやり込むこと。

過去問を解く上で大切なことは次の3つです。

  • 解答は必ず『なぜ』を考える
  • 間違えた・勘で答えた問題は印をつける
  • 間違いなおしは必ずやる

過去問は解くだけでは意味がありません。過去問は暗記ではなく、『なぜ』を考えつつ理解することが重要です。

2級土木施工管理技士のおすすめテキスト3選

過去問は理解しつつ進めるべきです。そのためには丁寧な解説が必須。

2級土木施工管理技士の独学が不安なら、通信教育も検討してみて

独学で勉強できるか不安。サボっちゃいそう。

それなら、通信教育がおすすめです。

  • 勉強の進み具合を管理してくれる
  • 質問し放題
  • 経験記述対策も見てくれる

これだけのメリットがあるので使わない手はないですね。3万円くらいからできるので合格した後の資格手当でペイできます。

詳しくは『土木施工管理技士の通信教育を徹底比較【独学サポート事務局・SAT・たのまな】』で解説していますので、よろしければ参考にしてください。

2級土木施工管理技士の勉強は過去問。ですが、自分にあうやり方で勉強して合格を目指しましょう。